乙武さんの件

乙武さんの件が世を話題になっています。
意見が出揃って、そろそろ収束するんではないでしょうか。

・障碍者に対して飲食店はどこまで対応すれば良いのか（心のバリアフリー）
・予約の時に車椅子ですと一言いえばこんな問題にはならなかった
・飲食店経営者としての接客に問題があった
・乙武さんの連れの女性が問題を大きくした
などなど。

障碍者に対する対応というような大きなテーマに持っていく意見もあったし、
この話題についてどんな見立てをして、どんな結論を導くのかは人それぞれだと思います。

今回は乙武さんが渦中に居るということで、どうしても障碍者というテーマを
抜きにしては語れないような状況だと思うんですが、
個人的な見立てでは今回の件、単純に「社会的影響力のある著名人がツイッターを用いて行った私刑」
なんではないかと。

乙武さんのブログだか発言だかを見たわけじゃないですが、
お店の主人の「常識」という発言に対して、「世に問う」ということでツイッターに投稿したんだとか。

怒髪天を衝く状態だったでしょうから冷静ではなかったんでしょうけど、
それにしたって世への問い方がどうなのっていうね。
本当にそれが目的だったんだとしたら、自身が直で発信するのはフェアじゃないと思うんですよね。
第三者が双方の意見を聞いた上でツイッターなりで発信して、それを乙武さんが主観を加えずにリツイートするなりで
良かったんではないかと。
それで十分乙武さんの高い発信力が活きるでしょうし。

まぁあくまで推測ですが、自分がそんな風に天命を実名で発信してしまったら、
こんな結末になる事自体、怒り心頭の中でもわかってたんじゃないでしょうかね。
寧ろそれを望んていたのではないかとも思います。
故に私刑だと思うわけです。
ただこれは個人的にそう感じられただけで、事実は異なるかもしれないですけど。

なので乙武さんに対する個人的な印象は悪いものになりました。
だってほら、健常者とか障碍者とか抜きにして、こんなやり方、人として底が浅いじゃないですか。
その時の感情はどうあれ、実際に店名を晒すようなマナー違反を犯してるわけだし。
だから障碍者云々の見立てって今回の件であんまり意味ないかなと。
乙武さんが健常者だったらそもそも起きてない事案だろうし。

以上です。