接客おばさん

昨日駅前のコナカ？アオキ？
どっちか忘れたが、コートを見に行った。
一応、通勤に適したちゃんとしたやつを。
店に入ると、スーツがズラリと並んでいる。
少し進むと、今度はＹシャツやネクタイのゾーンらしい。
ええぃ、貴様等に用はない！コートを出せ。
やっとそれらしい場所につくと、早速物色を始めた。
高ぇ。
値段そのものっていうか、ブランドに対して。
聞いたこともない、いいんだか、悪いんだかわからないブランドのくせに、
結構な値段がする。
どうしようか、と思っていると、
「お客様、コートをお探しですか？」
おばさんが声をかけてきた。
あぁ、邪魔くさい。
「この客は一人で見たいタイプ」だと、なぜ判別できん？
貴様は販売のプロだろう！
接客おばさんは軍師を二階に連れて行く。
一階より確かに量が多い。しかも質も高くなっている。危険だ。お財布が。
あれこれ勧めてくるおばさん。
なんか必死感を感じる。営業職だった軍師の印象だ。
売りたいオーラが見えている。江原さんでなくても見えるぐらいに。
やんわり断っていたが、あることに気付いた。
断るたびに、値段が高いものになっている。
軍師も流石にイラついた。
こいつからは買いたくない！
そのあとどんな風にかわしたか明確に覚えていないが、
イメージに合わないとか言って店を出た。
きっと奴は今月の売り上げが悪くて、焦っていたのだろう。
しかし、貴様から買ってやる気もない。
もう少し、客心理を読めるようになりたまえ。