「生」とはなんなんだろうか？

昨日「生」とは何かと問うた訳だが。
今日、俺の祖母の兄が亡くなりました。
俺はおじちゃんと呼んでいた。
小学生の時は、それはもう可愛がられた。
おじちゃんには孫がいなかったから、
俺は孫のように可愛がられた。
盆になるとおじちゃんは清瀬からやってくる。
そんで夏休みをもてあましていた俺を連れて、
深浦や十和田湖に遊びに行くのだ。
特に深浦は何回行ったか分からない。
深浦駅周辺を行ったりきたりして、
寂れた喫茶店で昼飯を食うんだ。
もちろん俺は何を食っても許される。
ハンバーグランチなんかを鱈腹食ったんだ。
十和田湖に行ったときはバスだった。
車酔いする性質の俺は、バスの中で壮大に吐いたりもした。
またあるときは、深浦に行く電車の中で、
見ず知らずのおねーさん（多分中学生）と知り合って、
写真を撮ってもらったりした。
おじちゃんが気さくだったから仲良くなれたんだと思う。
そんなおじちゃんが亡くなったというのに、
俺はあんまり悲しくもならない。
涙も出そうな気配がない。
俺はそんなに冷酷な人間だったのか。
高校の時、祖父が亡くなったときも、涙一滴出なかった。
一体、誰が死んだら泣くんだろうか。
おじちゃんに申し訳ない気持ちのほうが強くて、
余計申し訳ない。
おじちゃんの冥福を祈ります。