【宮城谷昌光 介子推】身を労さなくても心を労せばよい

介子推

身を労さなくても心を労せば、よいではありませんか


介推の従者、慈英の言。

咎犯(狐偃)の推挙で重耳の直臣となった介推と慈英であったが、
陪臣であった頃と比べると仕事量は半分となり、気兼ねなく休息することも出来るようになった。

並みの人間なら喜びそうなところであるが、
介推はそれを「不公平」が存在している、と感じる。
そのことを口に出した介推を、慈英はこう言って諌めた。

直臣となることは、重耳と生死を共にするということであり、
重耳に万が一があれば、それに殉じることも厭わないということである。
「心を労せば」とは、直臣として矜持を持ち、日々勤めれば良いということであろう。

人は誰しも、易きに流れてしまいがち。
気の持ちようで、つまらぬ仕事など、この世にないということか。

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